【ローモバ100のお題No.41】合併失敗

100のお題

このお題は、お友達から追加で提供してもらいました。
合併についてのお題の2話目です。(笑)

私はたくさんの合併に居合わせてきて、ハートフルな展開からコミカルな展開まで、様々な結果を目撃しました。
今回はお題が合併失敗なので、失敗談のお話をします。

私が初めて合併失敗に遭遇したのは旧OWAの頃です。

当時の旧OWAはTABというギルドの傘下で、運営はほぼTABの方針に則ったものでした。
TABには関係の深いギルドがあり、そのギルドにも2ndギルドがありました。
上の判断で2nd同士の合併が決まり、物凄い早さで合併失敗に至りました。(笑)

恐らくローモバ界の合併失敗談を集めてもこんなに早く結論が出た失敗例は稀だと思います。
ギルマスの号令で合併先へ向かったのは夜でした。

私はどこかのギルドに行った時に

「はじめまして!ころです。よろしくです♡」

と挨拶をしてから真っ先にすることは…
ギルドチャットを遡ります。軽く3日分ほど。過疎っているなら何十日も。(笑)

これは皆さん良ければ是非実践してください。
ギルドチャットからはギルドの雰囲気が分かったり、意外かつ無防備な情報が見れたりします。

この時はなんと、TABの悪口やOWAと合併した後にどういう行動をするかの悪巧みが残っていました。
あらあら…と思いつつ、とりあえずそのスクショを師匠に送り、後は楽しく談笑しました。

そうしている内にTABと相談した師匠から合併を中止にするとの連絡があり、私はOWA組は全員戻るようにとギルドメールしました。
突然の合併中止に混乱しながらもメンバーは旧OWAに戻っていきます。
先方も訳が分からず困惑して嫌なムードになりましたが、上の判断なので戻りますと答えました。

後ほど旧OWAに戻った際、師匠は調査不足だったと謝っておられましたが、事情を知ったメンバーは理解してくれました。
合併中止して戻っておいでと言われるまで、多分1時間掛からなかったと思います。
ひょっとしたら10分とかだったかもしれません。
それは私にとって最短で、少し面白い失敗経験になりました。(笑)

私にとって1番痛かったのはOWAの姉妹ギルドとの合併失敗です。
その時はあまりにも心が痛んで、病みそうになりました。

半身をもがれたような、仲が良い(と思っていた)兄弟と生き別れになったような…
上手く表現しにくいですが、一言で表現するならば裏切られたが1番近いと思います。

当時はあまりに悲しくやるせなく、メンバーだけではなくR4にも詳細は語れませんでした。

この話を正確に知っているのは私と相方、相手ギルドのギルマス、相手ギルドのR4の1人、そして私の友だちで双方に在籍していた子を合わせて5人です。
今でも書いて良いのかどうか、関係する誰かが傷つくのではないかと心配ですが、既に2年ほど前の話なので書いてみようと思います。

OWAの姉妹ギルドはOWHといいました。元は私が作ったOW3というギルドです。
OW3メンバーの大半はOWAに移籍しましたが、OW3に残るメンバーはOWHという名前で活動を始める事にしました。
その時のギルマスさんは、私が頼み込んでギルマスになって貰いました。

それから数年、OWAとOWHは仲良く過ごせていた…と思います。
本当にそうだったのかは私にはもう自信がありません。
私がそう感じていただけなのかも知れません。(笑)

互いのギルドに移籍したり遊びに行ったり、魔獣討伐会に参加したり、共にワンダー戦を戦ったり…
OWAメンバーはOWHを大事に想っていたし、OWHメンバーはOWAに敬意を持って接してくれていて、長い時間を家族として暮らしました。
素敵な時間をたくさん貰ったことは紛れもない事実です。

そのOWHのギルマスさんが多忙になりギルマス交代となった頃、私の元にはOWHのR4から不穏な連絡が度々入るようになっていました。
新ギルマスとの不仲や、考え方や方針が合わない事など…

そういう相談が来るたびに、新しいギルマスを支えてあげて欲しいと答えました。
私にはそれ以上が出来ませんでした。

というのも、OWAとOWHの合併話はその頃2回互いのギルドから出ていて、けれどOWH側からの反対意見で話し合いも進められない状態でした。
互いにギルドに問題が山積している状況で、いくら姉妹ギルドとはいえ運営方針などに中途半端な口出しをしてはいけないだろうと思いました。

少しして、その状況に堪え兼ねた数名のR4がOWHを抜けて新ギルドを作りました。
さらにOWHからはメンバーがどんどん抜け、その新ギルドに移りました。

新ギルドのギルマスは、OWH時代は私の大好きなR4でした。
彼女からは事情説明のメールが来ました。

一方で同じ日にOWHの新ギルマスからも相談が来ました。
彼女も苦しんでいました。

2人はお互いに相手が私に相談を持ち掛けている事を知っているようでした。
私が何と返したかを共有していたのか、何なのか…よく分かりませんが、「○○はころんさんにこう言ったでしょうが、実際は」という書き出しから始まるメールを見て、何で相談中なのを知っているのだろうと複雑な気持ちになりました。

私にはどちらの言い分も分からなくはありませんでした。
頼りにならないギルマス、助けてくれないR4…2人の言い分を聞いているとOWHの気持ちがバラバラになったのがよく分かり、とても悲しい気持ちになりました。

けれど彼女たちが情報を共有していそうな以上どちらにも良い顔をするという訳にはいきません。
私は新ギルドのギルマスの方が仲が良く、何度も一緒にお話して遊んだ仲でした。
一方OWHの新ギルマスはまだそんなに関係を築けていませんでした。

私の決断は、OWHの味方をするという事でした。
私はOWAのギルマスでOWHは家族でした。
出て行った仲間の言い分をOWHに理解させるより、OWHの立て直しを援助する方が大事だと判断しました。

正直その判断は心から悔いています。(笑)
そこで私の気持ちをはっきり言えば全てを失う事は無かったのかも知れません。

OWHのギルマスとは相談用の部屋を作り、OWHの古参R4と私の相方も合わせ、4人で話し合いを始めました。
OWHはアクティブメンバーがごっそりいなくなり、危機的状況でした。
ころんさんが作り元ギルマスが育ててきたOWHを私は守りたい…とこぼしたOWHの新ギルマスを助ける事に、私と相方は躊躇はありませんでした。

その部屋では合併の話し合いをしました。
OWAとOWHにとって3度目の合併の話は、その場の全員が賛成でした。

合併すると100名を超えてしまうため、両ギルドの箱を使い棲み分けが必要になります。
OWA側は箱もギルド名もギルマスも全て譲る覚悟と、OWHの新ギルマスを支える心積もりがあると話しました。
そもそも当時はOWAも行き詰まりを迎えており、家族の力になれるならそれが良いとも考えました。

新ルールや棲み分け方法についても毎日話し合い、その詰め作業には約1週間掛かりました。

けれど話し合いをしている最中に、彼女の対応が度々おかしくなっていきました。
とうとう2日ほど返事が来なくなったと思ったら、彼女から

「○○さんが戻って来たから、やっぱり合併は中止してOWHは彼と建て直していこうと思います。これからも応援よろしくお願いします。」

と、衝撃の連絡が来ました。
…が、薄々予期していた言葉でもありました。

その○○さんがOWHに戻って来た際に私に連絡してきたからです。
彼も私にとってはOWHメンバーの中でとても仲の良い1人でした。
OWAとOWHは合併が決まって今は詳細を話し中だと彼に伝えると、自分はOWHを建て直すために戻って来たのにと言っていました。

だとしても既に決定していて詳細を1週間も話し合ってきた合併を覆される事は無いだろうと思っていたのですが、彼女からは簡単に、何の相談も無く、話を反故にされました。
私もさすがに我慢の限界で怒りました。

何のために1週間も雁首揃えて話し合って来たのか、何故相談無く1人で決めるのか、これからもよろしくとはどういう意味か。

彼と新しくやっていくのであればOWAと家族関係を解消して、OWHを名乗る事をやめてくれと言いました。
彼女はあっさり飲みました。

OWHを守りたいとの発言は一体全体何だったのか…私達は誰に裏切られたのか。
何をどう言えば良かったのか、誰を守れば仲間を失わなかったのか。
今考えても最良の答えは分かりません。

旧OWAの合併失敗の話の時にも書きましたが、私はスクショを撮る癖があります。
この時の一連の会話も全て残しています。

今回この話を書くために久々にスクショを眺めて、泣きそうになりました。
悲しくてとかじゃなくて、何かすごく懐かしくて。(笑)

あの頃はよく心が動いていたなあと…
こういうの何て言うんでしたっけ…エモい?です。

皆さんは合併失敗の経験はありますか?
月並みな言葉ですが、失敗の経験は成功の糧になるし、辛さもいつかは薄れます。

けれどやっぱり忘れられない失敗というのもありますよね…
もし皆さんに忘れられない合併話などあれば教えてください。
話せば楽になるかもしれません。今日の私みたいに。(笑)

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